堀潤 告発 フライデー 映画 原発 [アナウンサー]
堀潤 告発 フライデー 映画 原発
NHK堀潤アナウンサーの告発ともとれる原発映画がフライデーの取材によって明らかになり、世間を騒然とさせました。
また、NHK側は堀潤アナのUCLA留学中に制作した原発事故の真実を伝える映画「変身」について、まさに「告発」として捉え、その上映を中止させました。
NHK側は、「映画の内容を理由に、中止を求めたものではありません」としていますが、この映画の上映を中止させる理由がそれ以外にあるとは思えず、さらには堀潤アナはそれに対して、映画中止の理由は内部告発的内容と捉えられた映画に対するもので、政治的な影響だとして怒りをあらわにしていました。
そして堀潤アナは3月18日に退職届を提出。
22日、NHK側は堀潤アナが4月1日付で退職をすることを発表しました。
堀潤アナは、東日本大震災以来原発のあり方について、批判的な見解をツイッターなどで積極的に発言してきました。
そうしてUCLAに留学中に作成した原発についてのドキュメンタリー映画の完成を3月3日に発表。
すでにロサンゼルスなどでの上映が予定されていましたが、その映画の内容を受けて、NHKから上映中止の圧力がかかりました。
この映画の制作過程について取材をしたフライデーに対しても、堀潤アナ自身は、
よく「週刊誌なんて」と言う言い方をする大手メディアの人間がいるけれど今回「フライデー」に掲載されたUCLAでの僕の活動の様子を取材したフリージャーナリストの方は、丁寧で真摯な取材を続けていてこちらも頭が下がる思いだった。
と評価している一方で、
今回のNHKの対応について堀潤アナはツイッターを通して、
震災から2年。原発事故発生のあの日私たちはSPEEDIの存在を知りながら「精度の信頼性に欠ける」とした文部科学省の方針に沿って、自らデータを報道することを取りやめた。国民の生命、財産を守る公共放送の役割を果たさなかった。私たちの不作為を徹底的に反省し謝罪しなければならない。
としたうえで、
僕がUCLAで作った映画が局内で大問題になり、ロスで米国市民の皆さんが企画した上映会も中止に追い込まれました。「反原発と言われるものは困る」と指摘を受けましたが、事故が起きたことによる不条理な現状を描いているに過ぎません。市民が共有し未来に活かさなくてはならないものです。
米国市民からは突然の上映中止の通達に「日本ではこれが日常なのか?」と怒りを通り越して驚き理解ができないという声が上がっています。僕が学生の時に研究し太平洋戦争下の状況と本質は変わりません。公共メディアは誰のものか?知る権利を有する市民のものです。表現の自由を有する市民のものです。
としており、
メディアに関わる一人一人がそれらの権利を常に最優先に掲げ、発信に努めなければなりません。あの日犠牲になり、そして今も情報が届かなかったことで不安と向き合う日々を過ごしている皆さんのことを想い。亡くなった方々への哀悼の意を示し、黙祷を捧げます。
と締めくくっています。
一方、22日の定例会見にてNHKの石田研一放送局長は
「突然で驚いた。本人の強い希望なので、残念だが、いたしかたない」
と話しています。
NHKは堀潤アナに4月より新しい番組を担当してもらう意向もあったようで、現在もまだその穴は埋まっていないとのこと。
NHKのエースとなりつつあった堀潤アナの退職は、今後の人材の流出に繋がりそうな気配もあり、堀潤アナとNHKの今後動向に注目が集まるところです。
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